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あたらしい検案・解剖マニュアル
       


池谷 博 京都府立医科大学教授
櫻田宏一 東京医科歯科大学教授
A4判・150頁
定価(本体6,800円+税)
ISBN978-4-7653-1759-7
2018年11月刊行



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将来の法医鑑定を担う次世代の医師・歯科医師に!
法医解剖を経験していない方でも,臨場感を持って法医実務を学べる!

・法医学・法歯学・法科学の分野で,鑑定に必要な基本事項を俯瞰できる内容となるよう,著者一人の視点で執筆した.
・法医学はどんなシステムの上に成り立っているのか,実際の解剖はどのようにするのか,検査の具体的な方法,様々な事例をどのように診断するのか,などを記載した.
・病理検査しか行っていない教室もあるが,基本的な検査を警察の一組織である科捜研に依頼するのは実は好ましいことではない.中立性公平性の観点から,解剖やそれに関する検査は,大学などの独立した機関で行えるようにするのが妥当である.
・従来,法医解剖は職人の「のれん分け」のような形で伝授されてきており,教室ごとに異なる部分が多く,そのレベルも検査内容もさまざまである.
・本書では,すべての検査を行うことを目指してきた京都府立医科大学の現状をオープンにした.
・医師・歯科医師にはこの本をきっかけに病理学,中毒学,法科学の成書へと是非読み進んでもらいたい.そして是非とも将来の法医鑑定を担ってもらいたい.

読者対象
・学生
・医師
・歯科医師
・法曹関係者
・警察官
・海上保安官
・消防士



第1章 法医学・法歯学の歴史と死亡の現状
1.法医学・法歯学の歴史
2.日本における死亡の現状

第2章 死因と解剖の種類
1.死因診断の重要性と困難性
2.死因究明ツールとしての解剖

第3章 外表所見
1.身長,体重,体格,栄養状態
2.皮膚の色
3.死斑
4.死体硬直
5.深部体温(直腸温)
6.身体各部位の記載
7.晩期死体現象
8.白骨死体の性別・年齢・身長推定法
9.水中死体の外表所見
10.カスパーの法則

第4章 損傷
1.損傷所見の取り方
2.生活反応
3.損傷の解釈

第5章 死後CT撮影
1.画像診断の流れ
2.機器の選択と撮影法
3.撮影の注意点
4.CT診断の効果

第6章 解剖の仕方
1.皮切の仕方・皮下組織の観察
2.臓器の取り出し方

第7章 解剖に伴う各種検査法
1.死体の血液生化学検査
2.血液型検査
3.エタノール検査
4.薬毒物検査
5.精液検査
6.血中一酸化炭素ヘモグロビン飽和度検査
7.プランクトン検査
8.DNA型検査
9.その他の検査

第8章 歯科所見採取の仕方
1.死後記録の作成
2.デンタルチャートの記載法
3.咬傷(バイトマーク)

第9章 死亡診断書・死体検案書
1.死亡診断書・死体検案書の発行
2.死亡診断書・死体検案書の書き方
3.死胎検案書の発行

第10章 鑑定書の書き方・綴じ方および訂正の仕方
 a)「第1章 諸言」
 b)「第2章 検査記録」
 c)「第3章 説明」
 d)「第4章 鑑定」
 e)鑑定書の綴じ方
 f)鑑定書の訂正の仕方

第11章 症例とそのポイント
1.刃物の刺さった死体 【心臓刺創】
2.頭部に傷のある死体 【頭蓋内出血】
3.屋外で倒れていた死体 【銃創】
4.室内で倒れていた死体 【嘔吐物吸引による死】
5.火災現場で発見された死体 【焼死】
6.水中で発見された死体 【溺死】
7.冬季,屋外で発見された死体 【低体温死】
8.浴室内で発見された死体 【薬物中毒死】
9.屋外で首をつっていた死体 【縊死】
10.自動車内で発見された死体 【一酸化炭素中毒死】
11.急な意識消失後の死亡 【心筋梗塞による心破裂・心タンポナーデ】
12.出産中の死亡(産科の突然死) 【羊水塞栓症】
13.受診後の死亡(医療関連死)【出血による気道閉塞】
14.白骨死体 【年齢,性別,身長推定】
15.咬傷のある死体 【虐待死】