看護学生のためのよくわかる大学での学び方
第2版
監修 | 前原澄子 |
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遠藤俊子 |
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大学に入ったらどのように勉強したらいいんだろう?そんな疑問にこたえる一冊!
内容紹介
・看護学生が主体的な学習ができる基礎能力を身につけるためのテキスト。
・1章「スタディ・スキル」では、ノートのとり方、レポート、プレゼンテーションなど大学生に必須のアイテムを学ぶ。
・2章「スチューデント・スキル」では、対人関係、ストレス対処、倫理的感受性など自己調整力を身につける。
・3章「看護キャリア・デザイン」では、看護実習、ポートフォリオの作成、看護の醍醐味など未来を描く。
・ITの普及は学習を格段に手助けする一方、個人情報や知的財産権の保護に関してのマナーや倫理観が要求されている。そのような時代の要請に応える解説を充実させた。
・第2版で新しく取り入れた工夫
①章の冒頭に導入としてリード文を入れて、学びのテーマが明確になるようにした。
②「ワークシート」を設けて、自分で課題に取り組み、考察して、書き込むように促した。
③学習の理解を深め、同時に息抜きとなるようなカット絵(著者作成)を40点程度入れた。
④入学時・卒業時の自分自身を象徴する写真を貼るなど、4年間の成長を形にできるテキストを目指した。
序文
皆さんは、いま希望の大学に入学し、これからの大学での学びや生活への期待とともに、大学ではどのような勉強をするのだろうか、どのような勉強の仕方があるのだろうか、自分の将来に役立つだろうか、学修についていけるだろうかといった心配があることでしょう。
大学での学びは、かなり高校までの学び方と違います。一言でいうと、一定の知識を獲得するだけではなく、自分自身の未来に向けてキャリアを積んでいく、学び方の基礎を身につけることが大学入学時に非常に重要になってきます。
そのために、多くの大学では「初年次教育」が普及しています。大学とは、あなたの未来に向けて、自ら学び方を学び、新しい知見を吸収し、疑問をもち、自分の力でその事象を解き明かし、書き、話し、発表する。そして他者からの批判を受け入れ、自分の考え方を磨いていくプロセスです。このような学び方のエッセンスが本書に詰まっています。特に、看護学を志向して入学してきた皆さんにフォーカスをあてて、看護学を専門にしている教員を中心に書かれていることも特徴です。
1章は、スタディ・スキルとして大学生にとっての必須なアイテム、授業ノートのとり方、図書館の使い方、情報の収集力、文章の読み方、レポートの書き方、プレゼンテーションや討議の方法などです。2章はスチューデント・スキルとして、対人関係やストレス対処のスキル、倫理的感受性など生きることに対しての自己調整力をあげます。そして3章は、学生時代からの看護キャリアを磨くための実習や様々な体験をポートフォリオとして蓄積し、自分自身の未来を描くように構成されています。
初版から5年を経て、学習方法も反転学習が当たり前のようになり、ITの普及は我々の学習を格段に手助けしています。しかし、一方で個人情報や知的財産権の保護に関してのマナーや倫理観が要求されます。時代の要請に応え、学びをより平易な言葉で伝える工夫をした本書はあなたの学修を手助けしてくれると思います。
2018年秋
監修者ら
目次
*大学で学ぶということ
第1編 スタディ・スキル
1 ノートのとり方
2 情報リテラシー
3 図書館の使い方・必要な資料の探し方
4 文章の読み方・まとめ方
5 プレゼンテーション・スキル
6 レポートの書き方
7 仲間と学ぶスキル
8 ディスカッション・スキル
9 演習・実習で必要なスキル
第2編 スチューデント・スキル
1 対人関係スキル
2 ストレス対処スキル
3 効果的な学び方
4 日々の健康管理
5 看護と倫理的感受性
第3編 看護キャリア・デザイン
1 看護キャリアとキャリア・デザイン
2 ポートフォリオの作成
3 看護の醍醐味 1
4 看護の醍醐味 2
*看護の未来を創る
執筆者一覧
■監修
前原澄子
遠藤俊子
■編集
梶谷佳子 京都橘大学看護学部教授
河原宣子 京都橘大学看護学部教授
堀妙子 京都橘大学看護学部教授
■執筆
伊藤弘子 京都橘大学看護学部助教
岡田純子 京都橘大学看護学部講師
奥野信行 京都橘大学看護学部准教授
上澤悦子 京都橘大学看護学部教授
工藤里香 京都橘大学看護学部准教授
高田早苗 日本赤十字看護大学学長
常田裕子 京都橘大学看護学部講師
中橋苗代 京都橘大学看護学部講師
西野毅朗 京都橘大学教育開発支援センター講師
野島敬祐 京都橘大学看護学部講師
松下幸治 京都橘大学健康科学部教授
松本賢哉 京都橘大学看護学部准教授
マルティネス真喜子 京都橘大学看護学部講師
深山つかさ 京都橘大学看護学部講師
餅田敬司 京都橘大学看護学部准教授