消化器疾患治療マニュアル
第2版
監修 | 林紀夫 |
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関西労災病院病院長/大阪大学名誉教授 | |
竹原徹郎 | |
大阪大学消化器内科学教授 |
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内容紹介
本書は、研修医、臨床医を対象に、EBMに基づいた疾患概念の構築と診断・治療の手引きとして、EBMを基礎に現時点において最善と考えられる最新の治療法を紹介し概説したマニュアル書である。範囲が広い消化器領域について、複雑な疾患の病態や病因については省略し、患者説明や診断、治療を進めるうえで必要な情報にポイントを絞って簡潔にまとめ、実際の臨床の現場ですぐに活用できることを主眼に置いた。
特色として、それぞれ疾患ごとに以下の項目に分けてわかりやすく解説している。
「どういう疾患か」…疾患概念について簡潔に説明。
「治療に必要な検査と診断」…必要な検査と診断について説明。
「EBMに基づく治療の実際」…主に学会のガイドラインなどを挙げて説明。
「治療Up to date」…代表的な論文を1つ挙げて治療法を紹介。
また、臨床に役立つと思われる研究結果を「side memo」で紹介した。
改訂版は初版より60頁ほど増量し、「肝良性腫瘍」「ヘモクロマトーシス」「小腸疾患」などの新規項目を追加、より一層の充実を図った。
目次
1.肝疾患
1)急性肝炎
2)劇症肝炎
3)B型慢性肝炎
4)C型慢性肝炎
5)肝硬変
6)肝良性腫瘍
7)肝細胞癌
8)転移性肝癌
9)薬物性肝障害
10)自己免疫性肝炎
11)原発性胆汁性肝硬変
12)原発性硬化性胆管炎
13)ウイルソン病、ヘモクロマトーシス
14)アルコール性肝障害
15)非アルコール性脂肪性肝疾患、非アルコール性脂肪性肝炎
16)肝嚢胞、肝膿瘍
2.胆道疾患
1)胆嚢結石、胆嚢炎
2)胆管結石、胆管炎
3)胆嚢ポリープ
4)胆嚢腺筋腫症
5)胆嚢癌、胆管癌
3.膵疾患
1)急性膵炎
2)慢性膵炎
3)膵癌
4)膵嚢胞性疾患
5)自己免疫性膵炎
6)神経内分泌腫瘍
4.食道疾患
1)胃食道逆流症、逆流性食道炎、Barrett食道
2)食道・胃静脈瘤
3)食道癌
4)食道アカラシア
5.胃・十二指腸疾患
1)胃炎
2)胃潰瘍、十二指腸潰瘍
3)胃ポリープ、胃腺腫
4)胃粘膜下腫瘍
5)胃癌(早期胃癌・進行胃癌)
6)胃悪性リンパ腫、腸管悪性リンパ腫、MALToma
7)機能性ディスペプシア
6.腸疾患
1)小腸疾患
2)クローン病
3)潰瘍性大腸炎
4)大腸ポリープ、消化管ポリポーシス、
早期大腸癌
5)進行大腸癌
6)過敏性腸症候群
7)虚血性腸炎
8)感染性腸炎
9)腸閉塞
10)大腸憩室炎、虫垂炎
11)放射線性腸炎
12)消化管神経内分泌腫瘍、カルチノイド
附.症候
1) 急性腹症
2) 消化管出血
3) 癌性疼痛