MINOR TEXTBOOK
放射線基礎医学
第12版
編集 | 青山喬 |
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滋賀医科大学名誉教授 | |
丹羽太貫 | |
京都大学名誉教授,福島医科大学特命教授 |
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内容紹介
本書は「放射線の物理学」「放射線の生物学」「放射線障害とその対策」の三部構成からなり、放射線医学の基礎としての、生命科学としての、放射線安全管理としての放射線基礎医学が修得できる。医学部、看護・保健学部、診療放射線技師養成校などの学生、教官、研究者などを対象とし、物理・生物・医学・防護のバランスを保ち、分かり易く、手ごろな厚さ、値段のものとした。東日本大震災による原子力施設の事故が社会的問題に発展していることを受け、今回新たに「26章 原子力施設の事故と被ばく」を設けた。放射線生物学の領域は研究の進歩に遅れないよう充実させ、また、ICRP,NRPB,UNSCEAR,IAEA など国際機関の動向を捉えて最新のものにした。放射線とその影響の理解と正当な放射線防護の実践に役立つ書といえる。
目次
序説
I編 放射線の物理学
1章 物質の構造と放射線
2章 放射線と物質の相互作用
3章 放射線に関する量と単位
4章 放射線の測定
5章 X線発生装置とX線撮影の原理
6章 放射線診断用装置の画像作成原理
7章 放射線治療装置
8章 線量分布と線量計算
II編 放射線の生物学
9章 放射線生物作用の一般的特徴
10章 放射線生物作用の化学的過程
11章 放射線損傷と細胞応答
12章 放射線損傷と細胞死
13章 放射線損傷と修復
14章 放射線損傷と突然変異
15章 組織・臓器に対する放射線の影響
16章 放射線免疫学
17章 放射線治療の放射線生物学的基礎
18章 放射線治療の展望
III編 放射線障害とその対策
19章 個体に対する放射線の作用
20章 放射線による悪性腫瘍の誘発
21章 胎内被ばくの影響
22章 放射線の寿命に対する影響
23章 放射線の遺伝的影響
24章 環境放射線
25章 放射線防護
26章 原子力施設の事故と被ばく