アクティブ・ラーニング IBLで進める成人看護学演習法

    定価 3,080円(本体 2,800円+税10%)
    赤澤千春
    京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻准教授
    西薗貞子
    大阪医科大学看護部看護学科講師
    B5判・99頁
    ISBN978-4-7653-1463-3
    2010年12月 刊行
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    内容紹介

    PBLとともに浸透し始めているIBLの講義の実際を紹介! 看護学校の教官や新人看護師の指導者にお薦めです! 講義で役立つ10の事例つき!
    IBL(Inquiry-based Learning)は、学生自身が与えられた事例に疑問をもち、調べ考える中で、知識を身につけていく少人数のグループ学習である。受け身で聞く講義の知識は忘却されやすいが、自分が興味を持って努力して得た知識は蓄積されて残るものである。また、学生同士が意見を活発に交わし、グループで学習することも効果的なアクティブ・ラーニングとなる。自分の考えを正しくわかりやすく伝える力や、相手の話の要点を理解する力は、看護という仕事につくうえで大きな力となる。
    本書では、IBLを用いた講義を詳しく解説している。成人看護学の演習を例にあげて授業の進め方や評価方法を紹介し、最後に急性期における10の事例を掲載して実際の講義で役立たせることができるよう工夫した。問題解決能力や批判的思考を身につけ、主体的に考え行動できる看護師を育てるための、指導者向けの良書となっている。

    序文

    目次

    第1章 成人看護学演習
    1 目的
    2 演習内容
    IBL/初期看護計画立案/初診アナムネーゼ/術前訓練/スキンケア・ガウンテクニック/術直後の観察とケア/プレゼンテーション
    3 評価方法(ピア評価、ルーブリック評価)
    ピア評価/ルーブリック評価
    第2章 アクティブ・ラーニングとIBL学習法
    1 アクティブ・ラーニングとは
    2 学生の主体性を引き出す学習環境づくりとIBL
    特徴/授業の進め方の一例
    3 IBL(Inquiry-based Learning)とは
    IBL学習法とInquiry/IBL学習法の特徴/IBLの実施方法
    第3章 成人看護学演習の実際
    1 IBLを用いた導入
    2 事例展開
    関連図/情報の整理/看護問題ネーミング/看護プラン
    3 事例を用いた技術演習
    初診アナムネーゼ/術前訓練/スキンケア・ガウンテクニック/術直後の観察とケア
    4 知識共有のための発表
    第4章 IBL事例
    事例1 脳動脈瘤
    事例2 心臓
    事例3 肺がん
    事例4 肝臓
    事例5 膵臓
    事例6 直腸がん
    事例7 前立腺
    事例8 子宮頚がん
    事例9 下咽頭がん
    事例10 股関節

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