外科周術期マニュアル
定価 7,480円(本体 6,800円+税10%)
編集 | 岩井直躬 |
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京都府立医科大学附属病院長 | |
大辻英吾 | |
京都府立医科大学消化器外科教授 |
B5判・282頁
ISBN978-4-7653-1436-7
2010年06月 刊行
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内容紹介
外科的治療は、手術が主体であるものの、手術前の準備や手術前に患者管理を始めることから始まる。また、手術を術前の検討どおり了えた後も、刻一刻と変化する患者の容態を管理する必要がある。これら周術期の管理を終始一貫、的確に行うことによって外科的治療が完遂されることになる。
周術期管理における第一の基本は、ベッドサイドで患者をよく観察することである。頻繁にベッドサイドへ行き、患者の状態がいつもと変わっていないか観察することが大切である。もし状態に変化があれば、その変化を正確に把握し、それにすばやく対処することが肝要である。
外科ディビジョン制に対応し、なおかつ横断的にも使い得る周術期管理の書籍が必要である。そこで本書は、外科各ディビジョンの専門家にそれぞれの分野での周術期管理の執筆をお願いし、とくに、従来の教科書には記載されていないベッドサイドでの実際の事例、ピットフォールについても解説し、病棟で勤務する読者が日常の診察に使い易いように企画・編集してある。
目次
1章 術前検査とその評価
2章 術前の準備
3章 合併疾患と術前管理
4章 緊急手術のタイミング
5章 術後合併症と対策
6章 術式別にみた術後合併症と対策
7章 ベッドサイド処置法
8章 インフォームドコンセントと癌の告知
9章 緩和ケア(緩和医療)