基本的聴覚検査マニュアル
第3版
内容紹介
聴覚検査において現場の測定者が最も悩まされる患者の反応の多様性を十分に踏まえ、どのような心構えで、どのような点に注意して聴力測定を行えばよいか、注意するポイントを捉え、現場での臨機応変の対応が身につくようにわかりやすく解説した。
聴覚検査に従事する方々に必携の書である。今回の改訂では、マスキングを正しく理解するために大幅に書き改めた。聴覚検査におけて現場の測定者が最も悩まされる患者の反応の多様性を十分に踏まえ、どのような心構えで、どのような点に注意して聴力測定を行えばよいか、注意するポイントを捉え、現場での臨機応変の対応が身につくようにわかりやすく解説した。聴覚検査に従事する方々に必携の書である。今回の改訂では、マスキングを正しく理解するために大幅に書き改めた。
目次
1.聴覚測定の心構え
1 聴覚測定はキャッチボールである
2 信頼できるデータを得るのに最も大切なことは患者の協力を得ることである
2.聴覚測定法の実際
1 患者に対する説明
2 Useful Finger Observation(Green)
3 気導、骨導閾値の測定
4 語音聴覚検査
3.語音の聞きとりについて
1 大脳の補足作用
2 語音明瞭度採点法の検討
3 異聴
4.オージオグラムと言葉の聞きとり
1 難聴の自覚
2 オージオグラムと語音明瞭度
3 高齢者の難聴
4 後迷路難聴
5 シャープカット型難聴
6 大脳の補足作用を示す症例
5.マスキング遮蔽
1 基本的事項
2 純音検査時のマスキング
3 語音聴覚検査時のマスキング
マスキングの公式
1 数字語表による SRT 測定の場合
2 単音節明瞭度 (67 S) 測定の場合
3 SPN によるマスキングの症例(A~E)
6.聴覚の3つのレベル
1 記号のレベル
2 信号または警告のレベル
3 原初的または背景的レベル
7.難聴の早期発見と(リ)ハビリテーションに関して