子どもの精神医学
定価 3,740円(本体 3,400円+税10%)
監修 | 森則夫 |
---|---|
浜松医科大学精神神経科教授 | |
編集 | 中村和彦 |
浜松医科大学精神神経科講師 |
A5判・320頁
ISBN978-4-7653-1350-6
2008年07月 刊行
- 【 冊子在庫 】
内容紹介
本書は、子どもを取り巻く数々の諸問題の中から、児童虐待、アスペルガー障害、子どもの精神鑑定など最優先課題22項目をとりあげた。
まず総論で子どもを理解するにあたっての基礎知識14項目(目次参照)を、各論では子どもの精神科における各疾患のうち8項目(目次参照)に絞り掲げた。
これらの医学的な側面、医学的見地に基づいた正しい指針を示し、問題へのアプローチの仕方、また各論では診断から治療も具体的に解説している。
わかりやすい子どもの精神医学の手引書として、臨床の現場、児童精神相談所、学校、教育関係施設に携わる人々、臨床心理士、カウンセラー、コメディカルほか、小児科医、児童精神科医、看護師等にお勧めする。
目次
[総論]子どもを理解するための基礎知識
1.子どもの精神障害の医学的診断について
2.幼児期の特徴と問題行動への対応
3.子どもの心理検査
4.子どもの精神療法
5.スクールカウンセラー
6.新しい時代の子どものメンタルヘルスシステム
7.子どもの心の問題に関するネットワーク
8.児童相談所の役割
9.子どもの問題に対する社会的支援体制の整備の課題―当事者の視点から考えること
10. 教育相談室の役割
11.子どもの精神科の地域での活動、デイケアなど
12.子どもの精神科の入院治療
13.子どもの精神医学における薬物治療について
14.子どもの精神鑑定
[各論]子どもの精神科の疾患
1.広汎性発達障害と注意欠陥/多動性障害
2.子どもの統合失調症と感情障害
3.子ども虐待
4.摂食障害
5.子どもの心身症
6.PTSD、その他トラウマによる子どもの反応
7.アスペルガー障害における非行と社会的問題行動
8.衝動を抑えられない子どもへの対応(人格障害圏)
■付録資料 *発達障害者支援法