産婦人科手術書
-基本・応用・進歩- 第3版
著 | 玉舎輝彦 |
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岐阜大学教授 |
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内容紹介
産婦人科手術は、色々な手術法が考えられ、淘汰され、また改良され、ほとんど確立されてきたといえるが、まだまだ考え方の変化、手術材料の改善、腹腔鏡下手術の導入など手術方法は日進月歩している。
多くの手術書が先人によって書かれ、手術方法は納得のいく色々の考え方から生み出されてきているが、本書ではこれらを参考にし、著者なりの考えの上に、くふうしたものを記載し、産婦人科手術の基本ならびに基本の上に成り立った応用を効率よく習得できるように作られている。
この手術書を用いるだけで産婦人科領域でのほとんどの症例の手術に対応でき、しかも種々の偶発事態にも対処できるようにまとめられている。また特に注意してもらいたい箇所には下線を引いて示してある。
目次
1章 基本的事項
一般的知識
1.ピンセット
2.クーパー剪刀
3.運 針
4.結紮(knot )の種類
5.針つき糸による縫合糸の結紮の仕方 針つき糸使用時のポイント
6.組織と結紮の仕方
7.糸結びのコツ
8.血管結紮の基本
9.止血方法
10.縫合の仕方
11.各種手術器具
12.手術用縫合糸
13.縫合針の種類
2章 腹式手術のくふう
開腹・閉腹のポイント
開腹・閉腹のためのくふう
(腹式)帝王切開術(CS )
子宮外妊娠に対する手術
卵巣腫瘍に対する手術
単純子宮全摘出術
広汎子宮全摘出術
子宮筋腫核出術
尿路系の手術
小腸吻合術
人工肛門造設術ほか
3章 腟式手術のくふう
会陰切開と会陰裂傷の修復
腟裂傷
腟中隔切除術
頸管裂傷
Douglas窩の開放の仕方
円錐切除術
ループ電気外科切除法
Le Fort腟閉鎖術
腟式子宮全摘出術
経腟膀胱脱・経腟直腸脱の修復
造腟術
外陰癌根治術
腟全摘出術
4章 参考事項
マイナー手術
1 .内膜ポリープおよび粘膜下筋腫の切除術
2 .頸管ポリープ切除術
3 .Gartner 嚢胞
4 .虫垂切除術
5.卵管不妊法
6.卵管形成術
7.頸管縫縮術
8.大網切除術
9.大網移植
10.腹壁創傷離解
11.バルトリン腺嚢胞
12.子宮内反症
13.切開創ヘルニアの修復
14.腹腔内カテーテル
骨盤内リンパ節郭清
骨盤内除臓術
女性性器の動脈
膀胱・子宮・直腸の神経支配