DVD 3D画像を動かして学ぶ胸部の解剖とX線写真の読影
第2版
著 | 桑原正喜 |
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草津総合病院院長 | |
山岡利成 | |
京都桂病院放射線科部長 |
- 【 冊子在庫 】
DVDを自由自在に動かすことのできるヴァーチャル・解剖モデル(VAM)を使って読者が心・肺血管・気管支、肺葉・区域の解剖学的形態と構造を理解できる
内容紹介
■お知らせ■
本書は2019年4月に絶版しておりますが、付属のDVDについて、Apple社によるQuickTime 7 for Windowsの終了および、Adobe社によるFlash Playerのサポート終了にともない、出版当初、弊社が企図した形でのご利用ができない状態となっております。
本件の詳細につきましては、下記のお知らせをご確認くださいませ。
『DVD 3D画像を動かして学ぶ胸部の解剖とX線写真の読影』(第2版)について(PDF)
この本の初版は
1.PC上で自由自在に動かすことのできるヴァーチャル・解剖モデル(VAM)を使って読者が心・肺血管・気管支、肺葉・区域の解剖学的形態と構造を理解できること
2.CGと胸部X線写真を使って読影に必要な基礎知識が学べること
3.3D-CTモデル(CVAM)と連動する胸部X線写真で三次元の解剖学的構造の二次元への投影像が理解できること
4.セルフ・アセッスメントの症例提示で読影の基礎知識がチェックできること
5.VAM、CVAMは呼吸器領域における患者さんへのインフォームド・コンセントの説明に利用できること
を特徴とするDVDを利用したX線読影診断テキストで、多くの読者に利用していただき、その後、DVDを用いた類似の教材も多くでて著者らのDVDを用いた教育教材のコンセプトが広く受け入れられたと自負しています。
改訂版では基礎編の第1部として先の内容に加えて
①小児の胸部X線写真の読影
②心疾患の胸部X線写真の読影
③胸部CT読影の基礎知識
の章を新たに設けた。実践編の第2部では厳選した116症例を提示しました。
また、改訂版ではDVDの内容の全てをテキストにダウンロードし、成書としても利用できるようにしました。また、豆知識としてX線診断に関係する項目のコラムも掲げました。
今やPCモニターの画像は臨床の場で見るX線写真や電子カルテのモニター画像と比べてなんら遜色が無いほど画像の質が進歩しています。したがって、DVDでは実際の臨床の場にいるような臨場感を持ってPCモニター上の画像を読影することができます。
本書ではこの利点を活かしてDVDを主体とし、PC上で実際の症例を自分で読影する形式をとりました。また、提示した116症例を丹念に読影することにより、胸部X線写真の読影のコツが身につきます。また、当該疾患の画像所見と診断を表にまとめました。
目次
第1部 基礎編
第1章 肺の立体像(DVD)
1.気管支の解剖と命名
2.気管支と肺動脈の構造と命名
3.気管支・肺動脈・肺静脈の関係
4.肺の区域と肺葉の関係
第2章 読影の基礎的事項
1.X線の発生
2.胸部単純X線写真撮影の実際
3.読影前の確認事項
4.読影に用いる用語
5.PA写真の正しい体位と質の判定
6.読影の順序とチェックポイントチェックポイント
7.副陰影と葉間裂
8.代表的なX線サイン
9.無気肺(DVD)
第3章 小児の胸部X線写真
1.小児胸部X線写真の注意点
2.小児胸部X線写真のチェックポイント
3.胸腺の変化
4.小児に特有な病態
第4章 胸部X線写真での心陰影
1.心陰影に変化をもたらす因子
2.胸部単純写真での心陰影解剖
3.心疾患へのアプローチ
第5章 正常陰影の解剖学的理解
1.肺の立体像と胸部単純X線写真(DVD)
2.読影の際のPitfall
第6章 セルフ・アセスメント(正常解剖の理解)
第7章 胸部CT
1.CTの原理と画像表示方法
2.胸部CT読影の基礎(DVD)
3.CT解剖
第2部 実践編
胸部X線写真読影の実際