補完・代替医療
ハーブ療法
第2版
著 | 橋口玲子 |
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医学博士/緑蔭診療所 |
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実際に診療にあたる医師が疾患別のハーブの処方箋をお教えします!主なハーブ50種を絵入りで解説するミニ図鑑つき!
内容紹介
本書では、一般的なハーブの利用法にとどまらず、医療従事者が日常の診療に取り入れやすいよう医学的見地からハーブの情報を提供することを心がけました。はじめにハーブ療法の歴史や現状、漢方薬との違いといったハーブの概説をし、ハーブティはもちろん料理やハーブ酒、湿布など効果的なハーブの利用法を詳述しています。また、かぜや便秘、下痢といった疾患別に、ハーブ療法が向くと筆者が考える症状に絞って詳しく解説しました。巻末には付録として、主なハーブ50種を絵入りで解説するミニ図鑑をつけました。
改訂版では、ハーブの効能や注意すべき扱い方について50箇所以上の大幅な加筆を行っています。初版からさらに充実し、ハーブ療法について科学的観点から書いた医学書として誇れる密度の濃い内容になっています。
目次
1.ハーブとは何か
1)ハーブの定義
2)ハーブ療法の歴史
3)ハーブ療法の現状
4)漢方薬との違い
5)ハーブ療法の意義
6)ハーブの範囲
7)ハーブの有効成分
①ポリフェノール/②タンニン/③フラボノイド/④アントシアニン/⑤精油/⑥ステロール/⑦サポニン/⑧配糖体/⑨多糖類/⑩アルカロイド/⑪苦味質/⑫その他:含硫化合物、ビタミン、油脂、植物酸
2.ハーブの利用法
1)ハーブの入手法
2)ハーブティ
①飲用、うがい/②吸入
3)濃縮製剤
4)料理、その他
①食用/②スパイス/③スパイスオイル、スパイスビネガー、ハーブ酒
5)外用
①インフューズドオイル(浸出油)/②洗眼/③浴用、湿布
3.ハーブ療法の対象となる疾患や症状
1)呼吸器領域
①かぜのひきはじめ/②咳、痰、鼻水、鼻づまり/③のどの痛み、口内炎、扁桃炎/④慢性呼吸器疾患の二次感染予防
2)免疫の異常が関わる領域
①花粉症/②アトピー性皮膚炎/③リウマチ
3)消化器、代謝疾患領域
①機能性胃腸症、過敏性腸症候群/②便秘/③下痢/④胃炎、消化性潰瘍、逆流性食道炎/⑤肝・胆道疾患/⑥糖尿病
4)循環器領域
①動脈硬化性疾患(高血圧、高脂血症、狭心症、脳動脈硬化症など)/②末梢循環障害、冷え症/③心不全/④片頭痛
5)精神・神経領域
①不安、緊張状態/②睡眠障害/③抑うつ状態/④緊張型頭痛、薬剤乱用頭痛
6)女性ホルモンが関わる領域
①月経前症候群、更年期障害/②月経困難症(月経痛)/③出産、授乳に役立つハーブ
7)泌尿器領域
①反復性尿路感染症/②前立腺肥大症
8)滋養強壮に役立つハーブ
①現代の滋養強壮剤/②漢方でも保健薬として用いられているハーブ
4.ハーブ療法の利点と問題点
付録.主要なハーブの解説