臨床胎盤学
定価 15,400円(本体 14,000円+税10%)
著 | 有澤正義 |
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都立大塚病院 |
B5判変型・200頁
ISBN978-4-7653-1564-7
2013年11月 刊行
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500枚超の胎盤肉眼写真・病理写真を示しつつ、母体・胎児の説明のつかない臨床事象が、胎盤を詳細に検討することで判明する過程を、説得力を持って解説した胎盤病理の決定版。
内容紹介
日々の産科でよく経験する子宮内胎児発育遅延や妊娠高血圧症、絨毛膜羊膜炎の胎盤病理について、豊富な写真とともに解説した専門書。
本書の秀逸なのは、母体・胎児の説明のつかない臨床的な事象が、胎盤病理を詳細に検討することで判明することを教えてくれている点である。
例えば、原因不明の子宮内胎児死亡の胎盤を詳細に検索することで、その原因が判明することもあり、その原因が判明すれば次回の妊娠に向けて治療戦略を立てることもできる。また、偶発的な事象なのか、次回妊娠で繰り返す可能性があるかを判別出来れば、患者に説明しサポートすることもできる。
500枚を越える胎盤の肉眼所見、病理写真を示しつつ解明、解説していく過程には説得力があり、周産期医療に関わる医師にぜひ読んで欲しい1冊である。