診断のゲシュタルトとデギュスタシオン 2
編集 | 岩田健太郎 |
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内容紹介
昨年(2013年)発行、好評発売の「診断のゲシュタルトとデギュスタシオン」第二弾である。一作目を読みそびれた方のために、聞き慣れない奇妙なタイトルの意味を簡単に説明すると、ゲシュタルトはゲシュタルト心理学のゲシュタルトであり、ドイツ語でdie Gestalt(女性名詞)とは形、英語で言うとshape、言い換えるなら「見た目」、つまりゲシュタルト診断とは「見た目診断」である。そして細かい違いを峻別するデギュスタシオンはワイン・テイスティングの時の“あれ”とか“これ”を区別する「デギュスタシオン」である。診断を各要素(所見等)の構造物(ゲシュタルト)として捉え、診断のプロセスをブラインドテスト(デギュスタシオン)になぞらえて、日常診療で出会う病気の全体像を解説している(従来とは異なるスタイルで書かれている)。第二作も前回にも増して良い仕上がりになっている。臨床診断の洞察的な目を追体験しながら、診断の困難と楽しみ、更には再発見を味わっていただきたい。
目次
●摂食障害(本村和久)
●境界性パーソナリティー障害(春日武彦)
●統合失調症(プライマリ・ケア医のための)(春日武彦)
●腹部大動脈瘤破裂(林 寛之)
●大動脈解離(林 寛之)
●ジゴキシン中毒(成田 雅)
●危険な意識消失発作、危険でない意識消失発作(清田雅智)
●アナフィラキシー発見治療はスピードが命!(林 寛之)
●横紋筋融解症(山中克郎)
●壊死性筋膜炎(岩田健太郎)
●急性胆嚢炎(窪田忠夫)
●腸重積(小児)(窪田忠夫)
●帯状疱疹(鈴木富雄)
●ライム病(岩田健太郎)
●レプトスピラ症(成田 雅)
●Fitz-Hugh Curtis syndrome(高田俊彦・生坂政臣)
●播種性糞線虫症(谷口智宏・椎木創一)
●レジオネラ肺炎(川島篤志)
●ニューモシスチス肺炎(HIV,non-HIV)(椎木創一)
●過敏性肺臓炎(鎌田一宏・徳田安春)
●血管内リンパ腫(井村 洋)
●血球貪食症候群(井村 洋)
●伝染性単核球症(西垂水和隆)
●高齢発症関節リウマチ(中下珠緒・本島新司)
●高安病とは(鈴木富雄)
●結節性多発動脈炎(陶山恭博・岸本暢将)
●ベーチェット病(地畠 暁・本島新司)
●IgG4関連疾患(神宮司成弘・植西憲達)
●壊疽性膿皮症(本村和久)
●椎骨脳底動脈解離(西垂水和隆)
●Lewy小体型認知症(片多史明)
●パーキンソン病その他の変性疾患(高田俊彦・生坂政臣)
●むずむず脚症候群(片多史明)
●Cushing症候群(笹木 晋・徳田安春)
●甲状腺機能低下症(須藤 博)
●高齢者の甲状腺機能亢進症(清田雅智)
●糖尿病ケトアシドーシス(山中克郎)
●Wilson病(北村 淳・植西憲達)
執筆者一覧
■執筆者一覧(五十音順)
生坂政臣 | 千葉大学医学部附属病院総合診療部 |
井村洋 | 飯塚病院総合診療科 |
岩田健太郎 | 神戸大学医学部附属病院感染症内科 |
植西憲達 | 藤田保健衛生大学救急総合内科 |
春日武彦 | 成仁病院精神科 |
片多史明 | 亀田総合病院神経内科 |
鎌田一宏 | 筑波メディカルセンター病院感染症内科 |
川島篤志 | 市立福知山市民病院総合内科・研究研修センター |
岸本暢将 | 聖路加国際病院Immuno-Rheumatology Center |
北村淳 | 藤田保健衛生大学救急総合内科 |
清田雅智 | 飯塚病院総合診療科 |
窪田忠夫 | 東京ベイ浦安市川医療センター外科 |
笹木晋 | 藤田保健衛生大学救急総合内科 |
椎木創一 | 沖縄県立中部病院感染症内科 |
神宮司成弘 | 藤田保健衛生大学救急総合内科 |
鈴木富雄 | 名古屋大学医学部附属病院総合診療科 |
須藤博 | 大船中央病院内科 |
陶山恭博 | JR東京総合病院リウマチ膠原病科 |
高田俊彦 | 京都大学大学院医学研究科医療疫学分野 |
谷口智宏 | 沖縄県立中部病院感染症内科 |
地畠暁 | 亀田総合病院リウマチ・アレルギー内科 |
徳田安春 | (独)地域医療機能推進機構(JCHO)研修センター |
中下珠緒 | 亀田総合病院リウマチ・アレルギー内科 |
成田雅 | 沖縄県立中部病院感染症内科 |
西垂水和隆 | 今村病院分院救急総合内科 |
林寛之 | 福井大学医学部附属病院総合診療部 |
本島新司 | 亀田総合病院リウマチ・アレルギー内科 |
本村和久 | 沖縄県立中部病院プライアリケア/総合内科 |
山中克郎 | 藤田保健衛生大学救急総合内科 |