新・血栓止血血管学
凝固と炎症
編著 | 一瀬白帝 |
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山形大学医学部教授 | |
丸山征郎 | |
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科特任教授 | |
家子正裕 | |
北海道医療大学歯学部教授 |
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血液の凝固反応と炎症・免疫反応、ふたつの反応のダイナミズムから血栓症・出血症を把握する画期的な一冊
内容紹介
止血反応も炎症・免疫反応も、生体防御の戦略の中核を占める。最近の血栓止血学の大きな進歩の一つは、この二大反応が、互いに密接にリンクして、ダイナミックに増幅と制御し合う関係にあることが判明してきたことである。本書『新・血栓止血血管学 凝固と炎症』では、この2大生体反応のダイナミズムについて最先端の研究成果をまとめて解説した。
目次
推薦の言葉
巻頭言
1部 凝固反応
1 凝固反応と血栓:細胞基盤型凝固オーバービュー <志田泰明・嶋 緑倫>
2 フィブリノゲンと第XIII/13因子の分子病態 <一瀬白帝>
3 第X因子とプロトンビン <森下英理子>
4 アンチトロンビン抵抗性 <小嶋哲人>
5 第VII因子と組織因子の基礎と臨牀 <高宮 脩・武谷浩之>
6 第VIII因子と第V因子の基礎と臨床 <野上恵嗣>
7 第IX因子の基礎と臨床 <篠澤圭子>
8 接触系・炎症のモジュレータとして機能するポリリン酸 <西村 仁>
9 Microparticleと凝固系 <野村昌作>
10 血友病:インヒビターを含む <田中一郎>
11 血友病の関節症手術 <竹谷英之>
12 先天性出血病の遺伝子・細胞治療 <大森司>
13 後天性血友病の基礎と臨床 <家子正裕>
14 後天性von Willebrand症候群:Heyde症候群を含む <毛利 博>
15 自己免疫性出血病FXIII/13と出血性後天性第XIII/13因子欠乏症 <一瀬白帝>
16 播種性血管内凝固症候群(DIC)と新(国際)診断基準 <和田英夫>
17 抗リン脂質抗体症候群と不育症 <杉浦真弓>
2部 ショック・敗血症と凝血・炎症系
18 凝固系と補体系反応:PNHを含む <木下タロウ・田嶌優子>
19 炎症に伴う血液凝固異常 <伊藤隆史>
20 マイクロRNA <山口宗一>
21 危機的外科出血 <岡本好司>
22 ショックとDIC:自律神経反応 <丸藤 哲>
23 心身ストレスと血栓症:エコノミークラス症候群を含む <下川宏明・高橋潤>