助産学生のための産婦ケアの教育方法
監修 | 新道幸惠 |
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京都橘大学看護学部教授 |
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産婦ケアにおける助産学生の実践能力を育成するためには、どのような教育方法が効果的か?
内容紹介
筆者らは、助産学生の産婦ケア(分娩介助を含む周産期母子および家族のケア)における実践能力育成を目標にした授業方法の工夫に関する研究に取り組んできた(平成21~23年度の文部科学省科研費助成研究(基盤研究A))。本書はその研究で得られた成果をエビデンスとして、産婦ケアについて“教える”人および“学ぶ”人たちが参考にしやすいよう教育方法を解説している。
目次
はじめに
序論
1. 近年の看護教育をめぐる課題
2. 助産師教育における課題とその対応
3. 産婦ケアの教育方法
第1章 実践能力育成の効果的な方法
1. 実践能力育成において大切なこと
2. 教育者・指導者の役割
第2章 実習開始前教育
1. 教育目標
2. 実習開始前の授業の工夫
3. 実習開始直前の学生の産婦ケア能力
4. 実習前の産婦ケア見学―視点を明確にして
5. 産婦ケア演習の実際―胎児心拍陣痛図再生装置と模擬産婦の導入
6. 模擬産婦の養成
7. 模擬産婦養成の今後
第3章 実習教育
1. 実習指導方法
2. 実習評価―助産実践能力の習得状況の可視化
3. 評価票からみえた助産学生の学習成果の到達点
4. 今後に向けて
第4章 評価票の電子化と活用方法
1. 助産実習への電子評価票の利用
2. 電子評価票の利用の実際
3. 電子評価票導入の準備
4. 電子評価票を使用しての感想
5. まとめ
第5章 外国の助産師教育
1. タイ王国の助産師教育
2. オーストラリアの助産師教育
3. 日本の助産師教育への示唆
第6章 助産師のキャリア発達の分析
1. キャリアとその特性
2. キャリア志向(キャリアの向かう方向)
3. 看護の専門職としてのキャリア
4. キャリア開発とキャリア発達
5. 助産師のこれからのキャリアパス
執筆者一覧
■執筆(五十音順)
石井邦子 千葉県立保健医療大学健康科学部看護学科教授
遠藤俊子 京都橘大学看護学部教授
大滝千文 神戸大学大学院保健学研究科博士後期課程/元京都橘大学看護学部助教
新道幸惠 京都橘大学看護学部教授
鈴木幸子 埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科教授
常田裕子 京都橘大学看護学部専任講師
成田伸 自治医科大学看護学部教授