人体生理学ノート
第8版
著 | 岡田隆夫 |
---|---|
順天堂大学医学部医学教育研究室特任教授 |
- 【 冊子在庫 】
電子書籍書店で購入
定番の人体生理学入門書が待望の改訂。デザインを一新し、重要キーワードには解説を加え、さらに読みやすく、わかりやすくなった。生理学を短期間で効率よく学習できる。
内容紹介
私たちは常に、社会生活を営む上で体を動かしています。仕事や勉学に励み、食事を摂り、涙を流し、笑い、睡眠を取ります。日常生活では当たり前の活動を無意識のうちに行っていますが、このような「生きている仕組み、はたらき」を解明するのが生理学という学問です。そんな生理学の「なぜ?どうして?」を解決してくれるのがこの『人体生理学ノート8版』です。生理学を効率よく短期間で学習できるよう、本文の解説・図解・重要語句の説明を簡潔にし、使いやすさを考えデザインを一新しました。また、学習を振り返ることができるよう、復習問題を設けています。「生理学の入門書」として、コメディカルや医学系学生の必携版として手元に置いておきたい一冊です。
序文
本書は私の恩師 故 真島英信教授によって1971年に初版が世に送り出されました。そして真島教授のご逝去の後は、長年真島教授の下で助教授を務められ、その後川﨑医科大学の初代生理学教授となられた松村幹郎教授の手によって第3版から改訂が重ねられてきましたが、その松村先生も故人となられました。このため前版(第7版)より私が改訂にあたることとなりました。私が医学部を卒業して、初めて真島研究室の門を叩いた当時の教授・助教授の後をついで改訂の任にあたらせていただけることは大変光栄なことです。今回も精魂を傾けて改訂の作業にあたりました。
前回の改訂から8年ぶりの改訂になりました。内容を見直すとともに、最新の知見を加えることは当然ながら、今回は編集部と相談のうえ、スタイルも大幅に改めました。図を色刷りにして理解を容易にするとともに、本文を補強するような知識を欄外にMemoとして記載しました。また、各章末には得られた知識を確認するための○×問題約10題を加えました。本書の使い勝手はいかがでしょうか。読者諸兄姉からのご意見・ご批判をお待ちしております。
最後になりましたが、金芳堂編集部の黒澤健氏には大変お世話になりました。ここに厚く御礼申し上げます。
目次
1章 生命の機構
2章 細胞膜
3章 体 液
4章 神経の興奮伝導とシナプス伝達
5章 血 液
6章 呼 吸
7章 循 環
8章 排 泄
9章 消化および吸収
10章 代謝・栄養と体温
11章 自律神経系
12章 内分泌
13章 生 殖
14章 中枢神経系
15章 感 覚
16章 筋収縮
17章 筋運動