気管支音化とファイン・クラックル
呼気、吸気、呼気、吸気と2呼吸が記録されています。吸気にも呼気にも明るい白色雑音の山が見られます。高低差が交互にありますが、少し高い方の山が吸気です。
最初の呼気の後半にモノフォニック・ウィーズが記録されています。～のように見える部分で800Hz前後のかなり高い音です（点線矢印）。
吸気の後半1/3にはファイン・クラックルがわずかに聴かれます。波形では分かりにくい小さな音です
聴診部位 背面 左肺底部
Guide 画面の見方4.01 肺胞音4.02 気管支音4.03 気管音4.04 狭窄による気管支音化4.05 肺癌による気管支音化4.06 肺が固くなることによる気管支音化4.07 胸水貯留4.08 呼吸音の減弱4.09 高調・低調ウィーズ4.10 モノフォニック・ウィーズ4.11 喘息のウィーズ4.12 腫瘍による圧迫のウィーズ4.13 ポリフォニック・ウィーズ4.14 スクオーク4.15 ランブル4.16 喘息のランブル4.17 ファイン・クラックル4.18 コース・クラックル4.19 胸膜摩擦音4.20 握雪音5.01 肺炎のコース・クラックル5.02 肺炎のコース・クラックル（回復後）5.03 間質性肺炎のクラックル5.04 間質性肺炎のクラックル（臥位）5.05 間質性肺炎のクラックル（腹臥位）5.06 間質性肺炎のクラックル（坐位）5.07 間質性肺炎のスクオーク5.08 CPEEのウィーズ5.09 間質性肺炎のコース・クラックル5.10 人工呼吸管理の肺音5.11 人工呼吸管理の肺音（部位による違い）6.01 吸気のみのウィーズ